神経抜いた歯はどうなるの?
- 2026年10月2日
- 一般歯科
こんにちは!WIILL Dental Clinicです!🍄
歯医者さんで「歯の神経を抜きます」と言われると、「神経を抜いたら歯はどうなるの?」「歯が死んでしまうの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
歯の神経を抜く治療は、できるだけ避けたいと思う方も多いですし、我々もなるべくなら残したいです。
ですが、虫歯が進行して神経まで感染してしまった場合などには、歯を残すために必要な治療になることがあります。
今回は、歯の神経を抜くと何が起こるのか、そして神経を抜いた歯を長く使うために大切なことについて解説します。
そもそも「歯の神経」って何?
歯の中心部には「歯髄(しずい)」と呼ばれる組織があります。一般的に「歯の神経」と呼ばれている部分です。

歯髄には神経だけではなく、血管なども含まれています。
冷たいものや熱いもの、虫歯による刺激などを「痛み」として感じるのも、この歯髄が関係しています。
また、歯が成長している時期には、歯の形成にも重要な役割を果たしています。
なぜ神経を抜く必要があるの?
神経を抜く主な原因は、虫歯が歯の内部まで進行してしまうことです。

初期の虫歯であれば、虫歯になった部分を取り除き、詰め物などで治療できる場合があります。
また、虫歯を削って神経が露出した場合でも残せることもあります。→神経を残す治療
しかし、虫歯が進行して歯髄まで細菌感染が及ぶと、強い痛みが出たり、何もしなくてもズキズキ痛んだりすることがあります。
このような場合、感染した歯髄を取り除き、歯の内部をきれいにする「根管治療」が必要になることがあります。
また、虫歯だけではなく、外傷や歯のヒビなどによって歯髄に炎症が起こり、治療が必要になる場合もあります。
神経を抜くと痛みはなくなる?
歯髄を取り除くことで、歯の内部から伝わる痛みは感じなくなります。
ただし、「神経を抜けば二度と歯が痛くならない」というわけではありません。
歯の周囲には歯根膜などの組織があり、歯を支える組織に炎症が起こると、神経を抜いた歯でも噛んだときに痛みや違和感を感じることがあります。

そのため、神経を抜いた後も定期的なチェックが大切です 😀
神経を抜いた歯が弱くなる理由
神経を抜いた歯で特に注意したいのが、歯が割れるリスクです 😥
神経を抜く治療では、歯の内部の感染した組織を取り除く必要があります。その結果、歯の構造が大きく失われることがあります。
特に大きな虫歯で歯質が多く失われている場合、歯に強い力が加わるとヒビが入ったり、歯が割れたりすることがあります。
そのため、治療後は歯の状態に合わせて詰め物や被せ物などで歯を補強します。
また、歯ぎしりや食いしばりが強い方は、さらに歯に大きな負担がかかるため注意が必要です。
神経を抜いた後も虫歯になる?
「神経を抜いたから、その歯はもう虫歯にならない」と思われることがありますが、これは間違いです。
神経を抜いた歯でも、歯の表面にプラークが付着すれば虫歯になる可能性があります。
さらに、神経がないため、虫歯が進行しても以前のような強い痛みを感じにくいことがあります。
「痛くないから大丈夫」と放置してしまうと、気付かないうちに虫歯が進行してしまうこともあります。
神経を抜いた歯を長く使うために
神経を抜いた歯をできるだけ長く使うためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が重要です。
特に、
- 丁寧に歯磨きをする
- フロスや歯間ブラシを使用する
- 定期的に歯科医院でチェックする
- 歯ぎしり・食いしばりがある場合は相談する
- 詰め物や被せ物に違和感があれば早めに受診する
といったことを心がけましょう。
まとめ
歯の神経を抜く治療は、決して「歯をダメにするための治療」ではありません。
虫歯などによって感染した歯髄を取り除き、歯を抜かずに残すために行う治療です。
ただし、神経を抜いた歯は歯質が大きく失われている場合があり、歯が割れるリスクなどにも注意が必要です。また、神経を抜いた後も虫歯になる可能性があります。
大切なのは、神経を抜いた後のケアだけではありません。そもそも神経を抜く治療が必要になる前に、虫歯や歯の異常を早期に発見することも重要です。
「最近、冷たいものがしみる」「何もしていないのに歯がズキズキする」「噛むと痛い」などの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
自分の歯をできるだけ長く使うためには、痛くなってから治療するのではなく、定期的な検診でお口の状態を確認することが大切です 🙂

