五月病と歯の関係
- 2025年5月19日
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こんにちは、WILL Dental Clinicです。
5月に入って25℃以上の夏日もあり、寒暖差によって体調管理も難しい季節になりましたね。
私は先日”あしかがフラワーパーク”へ行ってきました。
ライトアップされた大藤棚は圧巻で、つつじの花道もとてもきれいでした。
そんな楽しかったゴールデンウィークが終わりなんだか気分か優れない、疲れが取れない…
などのお悩みを持つ方はいらっしゃいませんか?
それが「五月病」と言われるもです。
五月病(ごがつびょう)は、新年度の始まりや環境の変化に伴うストレスが原因で、5月頃に心身の不調が現れる状態を指します。
主に新社会人や新入生が対象とされますが、誰にでも起こり得る現代病の一つです。
気分の落ち込みや無気力、不眠、食欲不振などが主な症状ですが
実はこの五月病と「歯」の健康も密接に関わっていることをご存知でしょうか?
まず、五月病の背景にある「ストレス」が、口腔環境に多大な影響を与えることが知られています。
ストレスが蓄積すると、交感神経が活性化し、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
これにより唾液の分泌量が減少し、口の中が乾きやすくなります。
唾液には、口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を防ぐ抗菌作用があるため
ストレスによって唾液量が減ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
さらに、ストレスは「歯ぎしり(ブラキシズム)」や「食いしばり」といった無意識な習慣を引き起こすことがあります。
これらは睡眠中や集中している時などに起こりやすく、歯に大きな負担をかけるため、歯のすり減りや亀裂、知覚過敏、顎関節症の原因となります。
また、歯の詰め物や被せ物が破損することもあり、思わぬ歯科治療が必要になることもあります。
五月病によって生活リズムが乱れ、食生活も不規則になると、歯にも影響が出ます。
例えば、夜遅くまで起きていて間食が増える、甘いものを摂取しがちになる、歯磨きを怠るといった行動は、虫歯や歯周病のリスクをさらに高めます。
加えて、栄養の偏りは歯茎の炎症を助長し、免疫力の低下とも相まって、口内環境が悪化しやすくなります。
また、精神的な落ち込みが強くなると、歯科医院に行く意欲すら失われることがあります。
定期検診を先延ばしにした結果、軽度の虫歯や歯周病が悪化してしまうケースも少なくありません。
こうしたリスクを避けるために、まずはストレスの管理が大切です。
適度な運動やリラックスできる時間を持つこと、バランスの取れた食事、十分な睡眠を心がけることが基本となります。
口腔ケアの面では、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりが気になる人は、歯科医院でマウスピースの相談をするのも効果的です。
さらに、五月病の兆しが見えたときこそ、歯科医院でのチェックアップを受ける良いタイミングでもあります。
歯や歯茎の状態を早期に確認し必要なケアを受けることで、心身の健康を総合的に支えることができます。
五月病と歯の関係は決して無視できないものです。
心の不調は歯に現れ、逆に歯の不調が心の状態を悪化させることもあります。
心と身体、そして口の健康はすべて繋がっているという意識を持ち、5月を健やかに過ごすためのケアを大切にしていきましょう。
歯について気になることがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
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