ロイテリ菌とは?
- 2024年3月13日
- 予防歯科
皆さん、ロイテリ菌という言葉を聞いた事はありますか?
ロイテリ菌とは乳酸菌の1種で、お口から大腸まで、消化管に定着できることが確認されたヒトの母乳由来の乳酸菌です。
ロイテリ菌はほとんどの哺乳類で存在が確認され、母乳などを通じて母体から赤ちゃんに受け継がれて来た自然な乳酸菌です。
「天然の抗生物質」とも呼ばれるロイテリ菌は、体内の悪玉菌やピロリ菌など悪い菌だけに反応して攻撃してくれる特徴があり、それによって善玉菌と悪玉菌のバランスを整え、体内常在菌が理想的な状態になるようにコントロールしてくれる働きをします。
世界でも安全性が証明されていて、ヨーロッパを代表する研究機関である、スウェーデンの「カロリンスカ医科大学」で170以上の研究が行われており、100件を超える論文が発表されています。もっとも優れたプロバイオティクスとしても認められているそうです。
具体的には、、、
〇虫歯の予防
〇歯周病の改善
〇口臭の改善
〇アトピー性皮膚炎の改善
〇便秘・下痢の改善
〇ピロリ菌の抑制
〇赤ちゃんの夜泣きの改善
など効果は多岐にわたりますが、そのなかでもお口に関係のある効果について少し詳しくご紹介します!
虫歯の予防
口の中にはたくさんの細菌がいますが、歯のない赤ちゃんの口の中では悪玉菌が住みつけないうえ、母乳からの善玉菌も補給しているので、常在菌のほとんどは善玉菌が占めています。歯が生えてきて、大人と同じような食事をするようになりと、口の中にいろんな菌が住みつくようになります。生後1~2年で、口腔内の細菌バランスが決まり、大人になってもあまり変わりません。ロイテリ菌には虫歯の主な原因であるミュータンス菌の増殖を抑制する効果があります。試験管内でロイテリ菌とむし歯菌を3対1で混ぜると、むし歯菌の約90%の発育が抑制されたという報告もあるそうです!
歯周病の改善
歯周病とは歯と歯茎の間(歯周ポケット)に細菌が増殖して炎症を起こし、歯茎が腫れ、歯を支える骨が溶けていく病気です。
歯周病はいろんな種類の歯周病菌が原因菌となりますが、歯周病菌の90%以上がロイテリ菌で抑制できることが確認されているそうです。
口臭の改善
口臭の原因は、虫歯や歯周病もありますが、その他の悪玉菌の中にも特有の臭気を出す菌もいます。ロイテリ菌は口臭の原因になる菌に有効に働いてくれます。
そんな魅力的なロイテリ菌ですが、当院で販売しているこちらのタブレット「バイオガイア プロデンティス®」で摂取することが出来ます!以前SNSでも口臭が消えると話題になっていました!
寝る前に1錠舐めるだけです!当院スタッフも使用していて、効果を実感しています✨
是非1度お試しください!😀