お子様の虫歯予防にシーラント
- 2024年6月3日
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こんにちは
WILL Dental Clinicです🌷
本日は「シーラント」についてのお話です。
「シーラント」とはどんなものかご存知ですか?
シーラントとは
お子様の奥歯の噛み合わせの溝は深く複雑な形をしているため汚れが残りやすく、虫歯になるリスクが高い箇所です。そこで、汚れが溜まらないように奥歯の凸凹にプラスチックの樹脂を埋める事があります。この処置をシーラントといいます。
さらにシーラントにはフッ素が配合されているものもあり、虫歯予防にもなります。シーラントにフッ素が含まれている事によって、歯の溝に充填したあと徐々にフッ素が放出されるので歯を強くし、虫歯の予防効果も長時間得ることができます。
シーラントは歯を削る事なく行える処置で保険適応となっていますので、虫歯のリスクが高いお子様にはオススメです。
タイミングとしては、6歳臼歯が生える頃・12歳臼歯が生える頃に行う事が多いです。萌出したばかりの歯は表層が未成熟なため、虫歯になりやすいのです。場合によっては、乳歯にもシーラント処置をする事があります。
処置の手順
クリーニング
シーラントで処置する前に、歯の汚れを落とします。
ブラシや超音波スケーラーを高い、歯の裂溝を清掃します。
↓
酸処理
歯のエナメル質を少し脱灰させて、レジンが接着しやすいよう酸処理を行います。
↓
水洗・乾燥
↓
シーラント
溝にシーラントを充填します。
↓
光照射にて硬化
シーラントをすれば虫歯にならない訳ではないので、歯磨きは毎日かかさず行いましょう。
また、定期的な検診も必ず受けましょう。シーラントは食事や歯磨きなどで少しずつ擦り減る事があります。特に噛む力が強かったり歯軋りをしている場合は欠けやすいので定期的に歯科医院で取れていないかチェックしてもらいましょう。
フッ素塗布とは違い、シーラントは物理的に歯を覆い虫歯を予防しますので、4年以上で約60%の虫歯予防の効果が認められた報告もあります。
自宅で行う虫歯予防
フッ素配合の歯磨き粉の使用
虫歯予防に効果的なのが、フッ素入りの歯磨剤の使用です。ほとんどの歯磨剤にフッ素が配合されていますが、日本で販売する事のできる1番高濃度のものは1450ppmとなっています。6歳〜は1450ppmの歯磨剤が使用できます。
2023年に新たに発表された「フッ化物配合歯磨剤の年齢別応用量とフッ化物イオン濃度」の表はこちらです
フッ素ジェル
ブクブクうがいができないお子様にはフッ素ジェルがオススメです。歯磨きが終わった後にフッ素ジェルをコーティングするように塗布します。
check-upには色々な味があるので歯磨きが苦手なお子様も楽しく使用できます。
フッ素洗口液
フッ素ジェルが苦手なお子様にはフッ素配合の洗口液がオススメです。歯磨きをした後に洗口液でうがいをします(その後に水でうがいをしてしまうと成分が流れてしまうので、もしうがいをするのであれば少量が望ましいです)
当院ではお子様の検診・クリーニングの際には、最後にフッ素塗布を行っています。高濃度のフッ素塗布とクリーニングを3ヶ月おきに行い、低濃度のフッ素入り歯磨き粉を使用し、虫歯の予防をしましょう。
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