気になる口臭のお話
- 2024年5月8日
- 予防歯科
こんにちは!
WILL Dental Clinicです!🎏
今日は気になっていても、なかなか人には相談しづらい 口臭 についてのお話しです。
口臭(こうしゅう)とは、口から発せられる不快なにおいのことを指します。口臭の原因はさまざまで、歯や歯茎の問題、口腔内の細菌の増殖、食べ物やタバコの摂取、体内の疾患などが考えられます。口臭は日常生活に支障をきたすこともあり、適切な診断、対処が必要です。
口臭の種類
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生理的口臭
誰にでもあるにおいで、起床直後、空腹時、緊張時に起こることが多いです。これは唾液分泌が減少し、口臭の原因物質である細菌や揮発性硫黄化合物がたくさん作られるためです。しかし、歯みがきで細菌が減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。
病的口臭
鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中に原因があり、歯周病、むし歯、歯垢(プラーク)、歯石、舌苔(ぜったい)、唾液の減少、義歯の清掃不良などがあげられます。
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飲食物・嗜好品による口臭
ニンニク、ネギ、アルコール、タバコ等によるもので、時間の経過とともに臭いも無くなります。
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ストレスによる口臭
ストレスにより唾液の分泌量が少なくなると口の中が乾燥し臭いが強くなります。
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心理的口臭
本当は口臭は無いのに、自分自身で臭いがあると思い込んでしまい、それがストレスとなって唾液が減少し、口臭が出てくることがあります。
口臭の改善方法
歯周病を改善する
初期においては痛みもなく自覚できません。放っておくと歯茎から出血して、歯の周りの組織を破壊して、歯周病菌が増加したり、膿が出ると臭いが出ます。
むし歯は治療する
食べカスや虫歯菌が、虫歯の穴の中にたまり臭いがきつくなり、口臭の原因になります。
小さなむし歯で口臭が強くなることはありませんが、むし歯が進行してくると次第に口臭がきつくなってきます。神経まで侵され神経が腐ると、強烈な臭いがします。
歯垢を取り除く
歯垢は細菌のかたまりです。食べ物の残りカスを栄養とする微生物とその代謝産物からなり、付着したまま長期間たつと歯石になっていきます。むし歯や歯周病の原因になります。歯垢は歯ブラシでも落とせるので、日々のブラッシングがとても重要です!
定期的に歯石除去をする
歯石がたくさん付くようになると口臭もひどくなってきます。また歯石が付くことにより歯周病を進行させます。
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舌苔(ぜったい)
口臭の6割は舌苔が原因とも言われています。舌にも細菌がたくさん付着するので、1日1回程度舌専用ブラシを使って清掃しましょう。 😛
唾液分泌を促す
唾液は口の中を洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、口の中の粘膜を保護する作用などがあります。唾液の分泌が少なくなると口の中が不潔にむし歯や歯周病になりやすく、口の中が乾燥して口臭が強くなる事もあります。こまめな水分補給を心がけましょう。
適合不良な詰め物、被せものをなくす
歯の詰め物や被せ物が古くなって、段差やすき間ができたりすると汚れがたまり易く、口腔内が不潔になり、口臭・虫歯・歯周病の原因になることもあります。
口臭はお口の中の環境を整えることで改善することができます。
日々の小さな習慣から見直してみましょう! 😎