銀歯を白くする
- 2023年12月24日
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こんにちは!WILL Dental Clinicの石田です。
本日は白い詰め物や被せ物についてお話ししようと思っています。
まず、お口の中に金属の詰め物や被せ物はありますでしょうか?
これは一般的に
金銀パラジウム合金
銀合金
アマルガム(水銀が含まれる合金)
というものが使われている可能性が高いです。
これらの金属は見た目が歯の色とは異なり金属色または酸化して黒変していたり、金属アレルギーになるリスクもあり現在あまり好まれなくなっているのが実状です。
また、歯と金属は素材があまりに違うためくっつけるときに接着という作業ではなく合着という作業でつけていきます。(アマルガムだけは他金属と違う作業を行いますが、水銀を使う材料のため現在使われていないので割愛します)
1. 合着
合着は、歯科材料や補綴物を歯に取り付けるプロセスを指します。
例えば、被せ物やブリッジなどの補綴物を歯に設置する際に、特定の歯科セメントを使用して固定する行為です。
セメントは歯と補綴物の隙間を埋めることで嵌合して(はまりこむことで)取れなくなります。
通常セメントの寿命は2-5年ほどとされています。
2. 接着
接着は、歯の表面や補綴物の表面に特殊な接着剤を使用してそれらを結びつけるプロセスを指します。
例えば、コンポジットレジン(プラスチック)を使用して歯を修復する場合、歯の表面とレジンを化学的に結合させる接着プロセスを行います。
接着は、歯と補綴物の間に強力な結合を形成し、審美性や強度を向上させるのに役立ちます。
簡単に言えば、合着は歯と補綴物を固定するプロセスであり、接着は歯と補綴物を分子レベルで結合させるプロセスです。
合着と接着ではやはり接着の方が虫歯になりにくく、長期にわたって二次的な虫歯になりにくくなります。
そのため金属の詰め物や被せ物はセメントの寿命が来てしまうと金属と歯の間に隙間が出来るため虫歯になりやすいと言われています。
当院では虫歯のリスクを少しでも下げるために保険の中でも白い接着可能な材料(CAD/CAMなど)をおすすめしております。
やはり自由診療のセラミックに比べると割れたり、すり減ってしまったり、変色するなど耐用年数は短いですが二次的な虫歯のリスクは金属より低くなります。
また新たに第1-3大臼歯にも保険適応になったPEEK冠にも順次対応予定です。
もちろん金属やセラミック比べるとすり減りやすい材料になるため、噛み合わせへの影響も懸念されます。
そのため噛み合わせをしっかりと確認し問題ない場合に使用していく形となります。
今後皆さんが歯科治療を受ける上での参考になればと思います。
なにか御用があればぜひ当院までご連絡ください。定期検診や、クリーニングも対応しております。