舌を観察しよう!
こんにちは!
WILL Dental Clinicです!🐍
今日は舌についてのお話しです👅✨
皆さんは舌診(ぜっしん)という言葉を聞いたことはありますか?
舌診は、東洋医学や漢方で行われる診断方法の一つで、舌の状態から体の健康状態や内臓の状態を読み取るものです。
舌の形、色、舌苔、動きなどを観察し、体調のバランスや問題を把握します。
舌診の主な観察ポイント
舌の色
淡白色(薄い白):血やエネルギーが不足している(血虚、気虚)。
赤色:体内に熱がこもっている(実熱、虚熱)。発熱を伴う病気や風邪、ビタミン不足。
紫色または青紫色:血流が滞っている(瘀血)。血行不良。
黄色味:湿熱がある可能性。
舌苔(ぜったい)の状態
薄い苔:正常な状態。軽い体調不良でも見られる。「舌苔は除去したほうがいい」と思われる方もいると思いますが、舌苔は粘膜を保護する役割を持ちます。そのため、とりすぎると舌が傷つき、かえって口臭の原因になってしまうこともあります。
厚い苔:体内に湿気や痰が溜まっている状態。
苔が無い(剥げている):体力低下や脱水の可能性があります。体に必要な水分を保てず、舌の表面に横にひび割れるような亀裂が見られ、舌の形が細くなるなどの特徴があります。
黄苔:熱性の問題。黄色くべったり付いている場合は、お酒や辛いもの、高カロリーのものをとり過ぎて、体に熱がこもっている状態の可能性があります。
黒苔:抗生物質の使用、喫煙、免疫低下などがあることがあります。
舌苔ケア
専用の舌ブラシを使いましょう😀
シリコン製だと舌を傷付けずに清掃できます。
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奥から手前に、優しく掻き出すように動かします。
舌の形
腫れぼったい舌:水分代謝の乱れ(湿邪)。舌がぼてっとして大きくなり、舌がいつも歯にあたるようになる場合は、水滞(水毒)の状態の可能性があります。
細くて薄い舌:栄養不足や慢性的な疲れ(気血両虚)。
歯型がついている:エネルギー不足(気虚)や水分代謝異常。
舌の動き
震える舌:エネルギーや血の不足(気血不足)。
舌が曲がっている:脳や神経の異常を示唆。
舌診を日常に活かす方法
1. 朝起きたときに観察する
食事や歯磨きの前に舌を確認すると、より正確な状態がわかります。
2. 鏡でチェック
明るい光の下で舌全体を観察します。
3. 健康の目安として
舌診は参考程度に活用し、気になる場合は漢方医や専門家に相談するのが良いでしょう。
舌診だけで病気の診断を行うことはできません。
舌の色は日常的にチェックすることで、健康状態の変化を察知できます。
舌の異常が一時的なものなら生活習慣の改善で解消される場合もあります。
毎朝のブラッシング時には、舌のチェックも取り入れて見ましょう!👅👀
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