歯がしみる、知覚過敏の原因
- 2024年6月21日
- 未分類
こんにちは 😀
WILL Dental Clinicです🌼
本日は患者様で悩まれている方も多い、知覚過敏についてのお話です。
知覚過敏とは
知覚過敏は正式には「象牙質知覚過敏症」と呼ばれます。冷たいものを飲んだ時や食べた時、歯を磨いた時に歯がキーンとしみる症状があります。
【知覚過敏の原因】
・食いしばりや歯ぎしり
・歯を磨く時の歯ブラシ圧が強い
・歯周病の進行によって歯肉が下がり、象牙質が露出してしまった
・ホワイトニング後
・酸蝕症
原因は主に歯を構成している「象牙質」という場所が露出する事によるものです。正常であれば象牙質はエナメル質に覆われていますが食いしばりなどによってエナメル質が剥がれてしまうと刺激を受けやすくなるのです。象牙質内には細い管が通っていて(象牙細管)、その管を通じて歯の神経に刺激が伝わり、しみる症状を感じるようになります。
食いしばりや歯ぎしり
寝ている間の食いしばりや歯ぎしりで歯に強い力がかかってしまうと歯と歯茎の境目が欠けたり、歯茎が下がって知覚過敏を引き起こします。
歯ブラシ圧が強い
歯を磨く時にブラシ圧が強かったり、その際に毛先の硬い歯ブラシを使用していると歯茎を傷つけ、歯肉が下がり、歯の根っこが露出する事によって知覚過敏を起こします。
歯周病の進行による歯肉退縮
歯肉炎や歯周病の治療後に歯肉が健康な状態に引き締まる事によって歯肉が下がり、歯の根っこが露出し知覚過敏を起こす事があります。
ホワイトニング後
薬剤の影響で一時的に知覚過敏を感じる方がいらっしゃいますが、ほとんどの方は数時間〜数日で症状がなくなります。
酸蝕症
酸によって歯が溶ける事を酸蝕症といいます。酸によって歯が溶けてしまい象牙質が露出する事で知覚過敏が引き起こされます。
【知覚過敏の治療】
・しみどめの塗り薬でコーティング
・知覚過敏用の歯磨剤の使用
・歯ブラシやブラッシング圧の改善
・就寝時に使うナイトガードの作成
・プラスチックの詰め物で埋める
・フッ素の塗布
塗り薬でのコーティング
露出した象牙質に塗り薬を塗布し、症状を改善します。即効性がある事が多いですが、普段の歯ブラシや食事ですり減ってくるため、永久的な効果はありません。定期的に塗布する必要はあります
知覚過敏用の歯磨剤の使用
知覚過敏用の歯磨剤には「乳酸アルミニウム」や「硝酸カリウム」という知覚過敏を改善する効果のある成分が含まれています。継続的に使用する事によって症状が落ち着いてくる場合も多いです。
歯ブラシやブラッシング圧の改善
硬めの歯ブラシで強く磨くと歯や歯肉が傷つき、知覚過敏の症状が出る事があります。普通〜やわらかめの歯ブラシを選択し、ブラッシングしましょう。
ナイトガードの使用
寝ている時の歯ぎしり、食いしばりによって歯の磨耗や破折、歯が欠けたりして知覚過敏が起こることがあります。寝ている時にナイトガードを装着する事で歯を守る事ができます。保険でも作成できますのでご相談下さい。
プラスチックでのコーティング
歯肉から出ている象牙質を白いプラスチックで覆う事によって知覚過敏の症状を改善します。ですが、プラスチックは年々劣化してしまうので、隙間や段差ができてプラークが溜まりやすかったり、欠けたりするデメリットがあります。
フッ素の塗布
フッ素には再石灰化をしてくれる働きがあるので、象牙質を再石灰化し、知覚過敏の症状が軽減する事があります。
「知覚過敏かも…!」と違和感を感じたら放置せず、気になることがあればお気軽にお問合せ下さい。
ご予約はWeb予約、お電話にて承っております。
WILL Dental Clinic
〒135‐0042
東京都江東区木場1-4-3MEFUL木場2階
TEL 03-6659-7781