鼻呼吸を意識しましょう
- 2024年4月10日
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こんにちは、WILL Dental Clinicです。
今回は「口呼吸が良くない理由」についてのお話です。
コロナ禍によるマスク生活によって、口呼吸の方が増えたと言われていますが皆さまはいかがでしょうか?
鼻までマスクで覆う事によって息苦しくなり、本来鼻呼吸であるべきですが、つい呼吸のしやすい口呼吸をするようになります。そうすると、長い間マスク生活だったために口呼吸が癖になり、マスクを外した今でも口呼吸をしてしまうのです。
鼻呼吸では吸い込んだ空気は鼻毛や粘膜によってウイルスなどは取り除かれて肺に送られますが、口呼吸ではフィルター機能が働かないためにウイルスがそのまま送られてしまいます。風邪予防のためにも鼻呼吸が大切です。さらに、口呼吸では口の中が乾燥する事によって細菌が繁殖しやすくなるため虫歯や歯肉炎、歯周病のリスクも上がります。
口呼吸の原因
・鼻づまりがある
アレルギーや鼻ポリープなどによって鼻の通りが悪くなっている。
・口腔内の問題
出っ歯や受け口によって口が閉じにくい。
・口周りの筋肉(口輪筋)が弱い
普段から口呼吸で口周りの筋肉が使えていないと筋肉が緩み、口呼吸になる。
口呼吸が良くない理由
・虫歯や歯周病のリスクが上がる/口臭が気になる
唾液には食べカスを洗い流したり、食事をして酸性に傾いた口腔内を中性に戻してくれる作用、抗菌作用によって細菌が増えるのを防ぐ効果があります。
ですが、口呼吸だと口の中が乾燥し、唾液の分泌量が減ってしまい細菌が増えやすい環境になり、虫歯や歯周病のリスクが上がるのです。
・歯並びが悪くなる
口呼吸によって口が開いている状態が続くと口周りの筋肉が上手く発達しません。本来であれば、舌は上顎の前歯の後ろあたりにおさまっているのが正常ですが、口呼吸が癖になっている方は舌の位置が下がっている方が多くみられます。そうすると、上顎が上手く発達しにくくなるのです。これが出っ歯(上顎前突)や叢生の原因になる事があります。また、舌が常に下がっていると前歯の方向に押す事が癖になり、上下の前歯の隙間が生じる「開咬」の原因になります。
・風邪をひきやすくなる
鼻呼吸では吸い込んだ空気は鼻毛や粘膜によってウイルスなどは取り除かれて肺に送られますが、口呼吸ではフィルター機能が働かないためにウイルスがそのまま送られてしまい風邪を引きやすくなります。
・顔まわりの老化が進む
口呼吸=常に口が開いている状態となり、口周りの筋肉が衰えるとほうれい線が出たり口周りのたるみが出てくる事があります。
改善方法
・鼻呼吸を意識する
・就寝時、口テープを貼る
テープはナイトミンなど商品があり薬局でも最近見かけるようになりました。医療用のサージカルテープでも大丈夫です。上下の唇の真ん中に貼って就寝します。
・口周りの筋肉を鍛える
食事の際はよく噛むことを心がけて、口周りの筋肉を使いましょう。また、「みらいクリニック」の今井先生が発案した「あいうべ体操」もおすすめです。
【あいうべ体操】
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
①〜④を1セットとして、1日30セットを目安に毎日行いましょう。
今井一彰先生 みらいクリニック
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