親知らずを抜くタイミング
- 2024年3月13日
- 口腔外科
こんにちは、WILL Dental Clinic です。
今回は親知らずを抜くタイミングについてお話させていただきます。
親知らずは通常、10代後半から20代前半にかけて成長し始めます。
しかし、親知らずが生える時期には個人差があり人によって異なります。
一部の人は親知らずが全く生えないこともありますし、また、30代や40代になってから親知らずが生えてくることもあります。
一般的には、10代後半から20代前半の間に生えてくることが多いです。
親知らずが生えていても抜歯が必要ないケースもありますが
抜いたほうがよい場合、そのタイミングは患者様それぞれの状況や症状によって異なります。
いくつかの一般的な指針がありますので一つずつご説明します。
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痛みや不快感の発生: 親知らずが生える際に痛みや不快感がある場合はその時点で抜歯のタイミングを考えるのが最適です。痛みや腫れが発生した場合、感染やその他の合併症のリスクを最小限に抑えるためにも、早めの抜歯が必要です。
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歯の位置と影響: 親知らずの位置や生え方によって、他の歯や周囲の組織に影響を与える可能性があります。親知らずが他の歯に圧力をかけたり、傾いて隣接する歯を押しやすくしたりする場合、抜歯が推奨されます。このような状況では、問題が発生する前に抜歯することが重要です。
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半萌出: 親知らずが部分的に生えている場合、周囲の歯茎や組織が炎症や感染を起こす可能性が高まります。部分的に生えた親知らずは、口腔内の清潔を妨げ、痛みや不快感を引き起こす可能性があります。このような場合、早めの抜歯が推奨されます。
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将来の問題の予防: 親知らずが十分なスペースを持って生えている場合でも、将来的に問題が発生する可能性があります。親知らずが後ろにあるために歯磨きが難しく、腐食や歯周病のリスクが高まる可能性があるため、将来の問題を避けるためにも抜歯を検討することがあります。
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一般的な健康状態: 抜歯手術が必要な場合、患者様の一般的な健康状態も考慮されます。健康な成人の場合、抜歯手術に関連するリスクは比較的低いですが、慢性疾患や免疫不全のある患者の場合は注意が必要です。
痛みや不快感、親知らずの位置や影響、将来の問題の予防、患者の一般的な健康状態などを考慮して、歯科医との相談の上で最適なタイミングを決定してください。
一般的に10代~20代のうちに抜いたほうが良いと言われていますがその理由は
顎骨や歯がまだ硬くなっていないため親知らずを抜く時間を短縮できるためです。
逆に年齢を重ねてから抜くと、同じ親知らずでも抜歯に時間がかかる影響で、抜いた後に痛みや腫れが出やすくなります。
そのため、いつか抜くことを決めている場合には
年齢が若いうちに親知らずを抜いておくのがおすすめです。
定期的な歯科検診を受け、親知らずの成長や影響を評価し、必要に応じて抜歯を検討してください。
当院でも定期検診や親知らずのご相談を承っております。
気になることがあれば是非お気軽にお問い合わせください。
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